少年部Q&A
1. 練習は、週何回ですか?
2. 費用はいくらかかりますか?
3. 柔道衣はいくらくらいで購入できますか?
4. 何歳から習い始めることができますか。
5. 講道館少年部の指導計画・指導内容はどのようなものですか?
6. 講道館少年部の練習内容はどのようなものですか?
7. 講道館少年部における子供達の活動の流れはどのようなものですか?
8. 講道館少年部の級位はどうやって上がっていくんですか?
9. 「月次試合」「紅白試合」って何ですか?
10. 学校の柔道部・他道場で稽古をしているが、もっと練習したい。
11. 講道館に通える場所以外に居住している。学校が休みの時などに講道館で柔道を学ばせたいが可能か?
12. 日本以外の国で柔道を修行している。日本訪問の期間中、講道館で柔道を学ばせたいが可能か?
13. 対外試合への参加
14. 登録問題について
15. 黒帯には、どうすればなれますか?
Q1.練習は、週何回ですか?
A1.講道館は、夏期休館日と年末年始の休館日(年によって多少の変更あり)以外は、日曜・祭日を除いてすべて稽古を行なっています。子供達のやる気と他の習い事等とをうまく調整して練習日を決めると良いと思います。
現在、活動している子供達は、ほとんど毎日稽古している子が、5分の1ほどいますが、週3〜4回が一番多いと思います。週1〜2回ですと十分な稽古ができず、上達が遅れてしまうケースが多いようです。遠方から通い、週1〜2回の稽古ながら十分な技能を身につけている子もおり、要は本人のやる気次第だと思います。
Q2.費用はいくらかかりますか?
A2.講道館で稽古をする為には、入門という手続きが必要になります。これは、講道館の段位を取る時には誰もがいずれ必要となるものであり、入門に必要な書類の提出と入門料8,000円が必要です。
講道館少年部での定期的な活動を希望する場合は、入門と併せて学校講道館少年部への入学願書を提出して頂きます。この際、写真1枚(3×4)と道場使用費(月謝)5,500円が必要となります。
上記のように初期費用として14500円が必要となり翌月からは月謝5,500円のみとなります。なお、書類作成時には認印が必要となりますのでご持参下さい。
また、各自で、柔道衣(上衣、下穿)、帯(各級位に応じた色帯)、女子は柔道衣の下に着る白色無地の丸首Tシャツをご用意していただく必要があります。
Q3.柔道衣はいくらくらいで購入できますか?
A3.講道館では新館1Fの売店において柔道衣等の柔道グッズを販売しています。柔道衣はどこで購入されても良いのですが、講道館売店では、各メーカー柔道衣を市場より安い価格で販売しておりますのでご利用下さい。
(初心者用のセット柔道衣例)
上衣・下穿き・帯(白帯)
0号 125cm 〜 140cm (胸囲 60cm) ミツボシ製(J210)
1号 145cm 〜 155cm (胸囲 70cm)
2号 155cm 〜 165cm (胸囲 80cm) 早川製(JW−1〜5)
3号 165cm 〜 172cm (胸囲 90cm)
4号 172cm 〜 177cm (胸囲100cm)MIZUNO製(76FJ01901)
5号 177cm 〜 (胸囲110cm)
*上記は、1万円以内で買えるポリエステルと綿の混合布を使った初心者用です。
これより上位の柔道衣も、1〜3万円の範囲で購入が可能です。
子供達の発育発達、練習量の増加・技能の向上等に応じて、丈夫な上位の柔道衣にして行かれると良いと思います。
Q4.何歳から習い始めることができますか。
A4.講道館少年部では、原則として小学校1年生以上を対象に受け入れています。
また、現在、土曜日の指導時間を使って1時間の幼児柔道教室を実施していますので、希望があればお問い合わせ下さい。尚、体験を希望される方には柔道衣の貸与も行なっております。(洗濯代として300円頂いております.ご了承ください。)
Q5.講道館少年部の指導計画・指導内容はどのようなものですか?
A5.指導計画・指導内容を基に、礼法・受身を重視し、正しい姿勢でしっかり組み、一本を取る柔道を目指し指導を行なっています。試合に勝つ目的等で柔道の質が悪くならないよう十分配慮して指導にあたっています。
Q6.講道館少年部の練習内容はどのようなものですか?
A6.午後4:30〜6:00の部・午後6:00〜7:30の部
(1)準備運動・補助運動(柔道の補助的なトレーニング等)・受身
(2)技の指導
(3)抑込技の反復練習・乱取
(4)投技打込・乱取
*入門後間もない普通科のものには、基本動作、受身を中心とした指導を行なう
*上記のような内容を基礎として指導計画に基づいた指導を行なう
Q7.講道館少年部における子供達の活動の流れはどのようなものですか?
A7. (1)PM4:20 講道館来館 → 4階 受付にて入場者カード提出 → 4階 少年部更衣室にて更衣
(2)PM4:30 指定された道場(大・少・学校道場)に整列 → 礼式
(3)稽古(準備運動・補助運動等30分⁄技の指導10分⁄寝技20分⁄立技30分)
(4)PM6:00 礼式 → 少年部更衣室にて更衣 → 帰宅
(5)PM6:00〜 7:30(稽古−小学生・中学生)→ 更衣室にて更衣 → 帰宅
(6)PM7:30〜 8:00(稽古−中学生) → 更衣室にて更衣 → 帰宅
Q8.講道館少年部の級位はどうやって上がっていくんですか?
A8.少年部の級位は7級より1級までの7段階に分けています。
各級の帯の色:7・6級(水色)、5級(黄色)、4級(オレンジ色)、3級(緑色)、2(紫色)、1級(茶色)
原則として年3回の昇級試験を行い昇級していきます。また、どうしても試験日に受験できない者及び他道場での経験者等については、適宜試験を実施し対応しています。
昇級試験は、月次試合の成績を重視し(7・6級受験の者は除く)、学年・出席状況・練習態度・技能の習熟度等を総合的に見て指導員の協議により決定します。
Q9.「月次試合(つきなみしあい)」「紅白試合(こうはくしあい)」って何ですか?
A9.講道館では、創成期から修行者の奨励の為に「月次試合」及び「紅白試合」を行なってきました。今日では、年15回の「月次試合」と2回の「紅白試合」が行われています。「月次試合」は、少年・無段者・有段者に分けて実施され、少年は、1月と紅白開催月を除いた年9回あります。月次試合は高点試合という方法(級位順に一列に並べて勝ち抜き戦で行ないます、引分けの場合は後から出てきた方が残って試合を続けます)で行われます。「紅白試合」も、少年・無段者・有段者に分けて春(6月)と秋(10月)の年2回実施されます。(試合方法は紅白2チームに分けての対抗試合−級位順に2列に並べて勝ち抜き戦で行ないます−引分けの場合は両者とも下がります)これらの試合の参加資格としては、原則として5級以上の級位を持つことが必要となります。
また、現在、少年の部に関しては館内試合的な様素が強くなってきていますが、外部の者の参加も可能です。現在でも外部の子供達が時折、参加しています。なお、中学生は無段者扱いとなり、「月次試合」「紅白試合」ともに上記の高点試合という試合方式での参加となり、点数がたまると昇段試験を受ける権利を獲得します。
Q10.学校の柔道部・他道場で稽古をしているが、もっと練習したい。
A10.講道館少年部には、他道場で稽古しながら更なる向上を目指して稽古に来ている子供達もたくさんいます。但し、この場合、稽古だけならば問題は無いのですが(本来の道場の先生にお知らせすることは、道義的に必要だと考えます)複数の道場から試合に出ることになると問題が生じます。講道館側の基本姿勢としては、柔道を始めた道場を大事にしてもらいたいという観点から、試合参加については原則、元の道場から参加するよう指導しています。特に、現在は登録の問題がからむ為、細心の注意を払いながら試合に参加させており、一家での転住・元の道場と円満な話合いを行なった後、登録を講道館で行なった場合及び特例として、複数の道場で稽古していても道場間の話合いができていれば試合参加を認めている試合のみ参加させています。
また、講道館では、中学校と道場の活動については、中学校の活動を優先するよう指導しています。
Q11.講道館に通える場所以外に居住している。学校が休みの時などに講道館で柔道を学ばせたいが可能か?
A11.夏休み・春休み等を使って、講道館を訪れ稽古する子供達もたくさんいます。この際、講道館への入門が必要になります。また、対象が子供の為、保護者の付き添いは不可欠ですが、それができれば十分可能です。夏期講習会等も用意してあります。講道館には宿泊施設がありますので、空いている時であれば宿泊して夏期講習会に参加したり、複数日の稽古参加も可能です.
Q12.日本以外の国で柔道を修行している。日本訪問の期間中、講道館で柔道を学ばせたいが可能か?
A12.上記11と同様に夏休み・春休み等を使って、講道館を訪れ稽古する日本以外に居住する子供達もたくさんいます。この際、講道館への入門が必要になります。また、対象が子供の為、保護者の付き添いは不可欠ですが、それができれば十分可能です。夏期講習会等も用意してあります。講道館には宿泊施設がありますので、空いている時であれば宿泊して夏期講習会に参加したり、数週間の単位での稽古参加もできますのでお問い合わせ下さい。(道場使用費についてはご相談ください。)
Q13.対外試合への参加
A13.春日柔道クラブという名称を使用し、別紙のような対外試合への参加を行なっています。現在、公式試合に参加する者(競技者)は小・中学生についても全日本柔道連盟への登録が必要です。各公式大会への参加には、団体・個人による競技者登録が必要であり、講道館では対外試合参加希望者を春日柔道クラブ(団体番号-15852)として競技者登録(生年月日による番号制)を行い、公式試合へ参加しています。(試合に出る場合は、春日柔道クラブのゼッケンが必要)
・登録及び公式試合等への参加はあくまでも希望者とする。
・正しく組んで一本を取る柔道を目指し、勝利至上主義の競技柔道に走らない。
・代表選手については、日頃の練習状況等から検討し選考。(予選実施もあり)
Q14.登録問題について
A14.上記13にも書きましたが、講道館少年部は、春日柔道クラブという名称を使用して全日本柔道連盟に登録し各公式大会へ参加しています。団体登録については春日柔道クラブとして、少年から一般まで登録できる形式を選択しており、その経費は講道館が負担しています。
平成16年度より、全日本柔道連盟は、小学生からの登録費徴収を開始しました。これに伴い、公式大会への参加を希望する子供たちは、登録費の納入が必要です。
・小学生 − 全柔連1,100円(登録費500円 + 保険料600円)+ 都柔連500円 + 加盟団体<文京区>500円=2,100円
・中学生 − 全柔連1,400円(登録費800円 + 保険料600円)+ 都柔連800円 + 加盟団体<文京区>800円=3,000円)
上記登録費を支払うことが必要になります。
小学生は、春日柔道クラブで登録しなければ、春日柔道クラブとしての公式大会への参加はできませんのでご注意下さい。(特に複数の道場に通っている場合は、二重登録になる危険性がありますので十分お気をつけ下さい)
中学生の場合、春日柔道クラブで登録すれば、中学校とクラブのどちらからも試合参加が可能です。(中体連は、全柔連への登録を学校からだけに限定していない。)しかし、中学校で全柔連登録してしまった場合は、春日柔道クラブとしての公式大会への参加は、原則としてできなくなりましたのでご注意ください。
*登録は強制ではありませんが、公式大会には参加しないという方も、柔道の普及発展及び登録制度の確立にご理解を頂き、できる限り登録して頂きますようお願いいたします。
Q15.黒帯には、どうすればなれますか?
A15.中学2年生になったら初段を取得することが出来ます。その年齢を待つ必要がありますが、小学生のときの級・他道場での級に関係なく中学生から参加できる月次試合・紅白試合で点数をため、形の試験に合格すれば昇段できます。月次試合・紅白試合に初めて参加した日からの日数で、昇段に必要な点数も変わってきますので、詳細はお問い合わせ下さい。
また、上記の方法は、講道館で取る場合の方法であり、これ以外にも、各区や県といった講道館が委託している団体で行われる昇段試験(団体によって試験内容は様々)を受ける方法もあります。但し、この場合、各団体の諸費用がかかる為、講道館で昇段する場合よりも費用が掛かることになりますのでご注意下さい。