富田常次郎 七段 Tsunejiro TOMITA(1865〜1937)
生年 | 1865 |
入門 | 1882.6.5 |
初段 | 1883.8 |
二段 | 1883.11 |
三段 | |
四段 | 1885.9 |
五段 | 1888.2 |
六段 | |
七段 | 1927.111 |
没年 | 1937.1.13 |
静岡県君沢郡に生まれる。1879(明治12)年嘉納師範の父、希芝の知遇を得、上京して嘉納家の書生となる。
1882(明治15)年、講道館を創立と同時に最初の門弟となり柔道修行に入る。1883(明治16)年8月には西郷四郎とともに講道館初の初段となった。
1891(明治24)年4月、明治天皇が学習院に行幸された際には、柔道教師として生徒の柔道を天覧に供する光栄に浴した。その後1906(明治39)年に前田光世、佐竹信四郎らとアメリカに渡り、柔道の普及につとめ、帰国後は本館及び溜池に設けた東京体育クラブを活動の拠点として柔道の普及振興に尽くした。
1937(昭和12)年1月13日没、享年72。講道館草創時代から嘉納師範と起居をともにして、柔道の普及発展に尽くした功績は頗る顕著なものがある。