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西郷四郎 六段 Shiro SAIGO(1866〜1922)

生年1866.2.4
入門1882.8.20
初段1882.8
二段1883.11
三段
四段1885.8
五段1889.1
六段1923.1.14
没年1922.12.23

会津藩士 志田貞二郎3男として会津若松に生まれ、津川町で育つ。1882(明治15)年上京し講道館に入門。1884(明治17)年会津藩家老 西郷頼母の養子となり保科四郎と改名、さらに1888(明治21)年廃家となった西郷家を復興して西郷四郎となる。
西郷は、嘉納師範留守中の道場を守り、また稽古熱心で特に技術に優れ、彼の山嵐は一閃必投の妙技となっていた。
1890(明治23)年嘉納師範外遊中に講道館を離れ、のち長崎に至り「東洋日の出新聞」に健筆をふるい、柔道・水泳・弓道の振興につとめた。1922(大正11)年12月23日静養先の尾道で病没、享年57。訃報に接した嘉納師範は「その得意の技に於いては、幾万の門下いまだその右に出でたるものなし」として1923(大正12)年1月14日付をもって六段を追贈した。