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講道館柔道資料館・図書館

資料展示室

講道館の発展のあとを伝える当時の資料や写真などを展示しています。 正面奥の大書「無心にして自然の妙に入り、無為にして変化の神を窮む」は、明治維新の功労者勝海舟翁が、下富坂道場の落成式において嘉納師範の演ずる形に感銘を受けて揮毫して贈られたものです。また、資料展示室に入って右側のケースに展示されている扁額「講道館」は、嘉納師範が東大卒業後、最初に奉職した学習院の初代院長立花種恭子爵により揮毫されたもので、勝海舟翁の額とともに長く下富坂道場の師範席から稽古を見守っていました。 そのほか、講道館最初の入門誓文帳や西郷四郎六段の稽古衣など、講道館柔道の歴史を彩る数々の遺産が、全日本柔道選手権大会などの試合風景や海外各地における指導の様子の写真とともに展示されています。

柔道殿堂

柔道の普及発展に特に顕著な功績のあった物故者の中から選ばれた19名の方々の業績をたたえるために、肖像写真と略歴を掲示しています。 日露戦争旅順港閉塞作戦で壮烈な戦死を遂げた広瀬武夫六段と湯浅竹次郎六段、「鬼横山」の異名をとった横山作次郎八段、小説「姿三四郎」のモデルといわれる西郷四郎六段、アメリカのルーズベルト大統領に柔道を教えた山下義韶十段、講道館最初の入門者富田常次郎七段ほか、宗像逸郎七段、徳三宝九段、磯貝一十段、田畑昇太郎十段、永岡秀一十段、飯塚國三郎十段、佐村嘉一郎十段、三船久蔵十段、岡野好太郎十段、正力松太郎十段、中野正三十段、栗原民雄十段、小谷澄之十段、醍醐敏郎十段、安部一郎十段、大澤慶己十段が顕彰されています。

師範室

柔道の理念を表す「精力善用」「自他共栄」が揮毫された掛け軸をはじめ、嘉納師範のさまざまな事績にまつわる資料や写真、筆や硯などの遺愛品などを公開しています。何度も修繕しながら着用した稽古衣からは、師範がいかに柔術修行に情熱を注いでいたかが伺えます。また、柔道家としてだけではなく、教育家としても活躍した師範の生涯を垣間見ることができます。

図書館・閲覧室

柔道関係図書を所蔵している閉架式図書館です。他の図書館ではあまり見ることのできない図書や雑誌、技や試合などのビデオ、過去に開催された大会プログラムなどを所蔵し、併設の閲覧室にてご覧になることができます。 *図書等の館外持ち出しはできません。

所蔵目録 (PDF)

国内出版物蔵書目録PDF
海外出版物蔵書目録PDF
映像資料所蔵目録PDF
柔道大会プログラム目録PDF

開館日時:月〜金 11:00〜18:00
休館日:土・日曜日、祝日、夏季休暇、年末年始
ただし、鏡開式などの日は特別に開館しています。
入館無料

問い合わせ先:〒112-0003 東京都文京区春日1-16-30
講道館 図書資料部(講道館柔道資料館 同図書館)
TEL:03-3818-4562 FAX:03-3818-4565